
方言・標準語・共通語のちがい
更新:
ふだん何気なく使っている「方言」「標準語」「共通語」。似ているようで、意味は少しずつちがいます。
方言とは
方言は、ある地域で使われている言葉のまとまりのことです。「大阪弁」「博多弁」のように、地域の名前をつけて呼ばれることが多く、単語だけでなく、語尾、アクセント(音の高さ)、言い回しまでふくみます。たとえば「とても」を北海道では「なまら」、福岡では「ばり」と言うように、同じ意味でも地域によって言い方が変わります。
標準語とは
標準語は、国の言葉の「お手本」として考えられた言葉です。明治時代に、全国どこでも通じる言葉を整えようという動きがあり、東京の山の手で話されていた言葉をもとに考えられました。ただし、法律で決められた「標準語」というものがあるわけではありません。
共通語とは
共通語は、ちがう地域の人どうしが話すときに、実際に通じ合っている言葉のことです。テレビのニュースや教科書の言葉に近く、「お手本」というより「みんなが使っている共通の言葉」という意味あいです。国語の研究や放送では、今はこの「共通語」という言い方がよく使われます。
使い分けのコツ
家族や地元の友だちとは方言、初めて会う人や仕事の場では共通語、というように、多くの人は場面で言葉を切りかえています。方言には、その土地のくらしや気持ちがこもった言い方がたくさんあります。全国の方言一覧で、気になる県の言葉を見てみてください。
よくある質問
標準語と共通語は同じですか?
近い言葉ですが、標準語は「お手本として整えた言葉」、共通語は「地域をこえて実際に通じている言葉」という意味のちがいがあります。
方言はなくなってきていますか?
テレビやインターネットの広がりで、昔ながらの言葉を使う人は減っていますが、語尾やアクセントなどは今も各地に残っています。

日本の方言の分け方(東と西・九州・琉球)日本の方言は大きくいくつに分けられるのでしょうか。東日本と西日本の言葉のちがい、九州の方言、沖縄の言葉(琉球の言葉)の特徴を、例をあげて説明…
方言・ことばが好きな人に役立つサイト紹介方言や日本語のことばを調べるときに役立つサイトを、ひとつずつ紹介しています。辞書、地域の方言の資料、ことばの豆知識のサイトなど。…